こんにちは、美ヨウ部編集長のカワジリです。 今回も「ヨウ子さん」と一緒に話をしていきますね！ では、美ヨウ部【How to Blog】の第1シリーズのサロン開業編の「サロン開業資金」についてお話していきます！

どんなお店でも開業するとなると、ある程度まとまったお金が必要になることはお分かりかと思います。
では実際どのくらい費用がかかるのかですが、結論から言うと。

• テナント開業・スタッフあり、美容機器ありのサロン650万～
• テナント開業・スタッフなし、美容機器ありのサロン450万～
• マンションタイプ・スタッフあり、美容機器ありのサロン500万～
• マンションタイプ・スタッフなし、美容機器ありのサロン300万～
• 自宅・スタッフなし、美容機器ありのサロン340万～
• 自宅・スタッフなし、美容機器なしのサロン180万～

は最低限必要といった感じになります。

すうですね。これは私が今まで立ち上げを手伝ったサロンさんを例に記載しております。

では順番に説明していきます。

そうですね、小規模といってもテナントとなるとざっくりこんな感じになります。次を見て行きましょう！

はい、そこは一緒ですね。次を見て行きましょう！

費用面だけでいうとそうですね。ご覧いただいた通り、開業費用に一番関わってくるのが物件選びと美容機器になります。
物件選びでは保証金や内装費用がどのくらいかかるのかで、開業資金は大きく変わってきます。

保証金の部分は物件が見つかり次第といった感じになりますが、内装費用は前もってどのくらいの規模で、どの程度改装すると、どれだけの費用が必要なのかといった情報は知っていた方が良いかと思います。

内装費用は思っている以上に費用がかさむことが多いので、一度希望している物件に近い規模感の物件の間取りを業者さんに持っていって相談してみることをオススメします。

時間があれば複数の業者さんをまわってみて下さい。
ビックリするほど値段が違うことがありますので気をつけて下さいね。

美容機器の支払い方法
１.現金購入
２.クレジット会社を利用して分割で購入
３.金融機関で融資を受ける

美ヨウ部で美容機器をご検討されている方は、最大60回までの分割が可能な美容機器専用のクレジット会社をでご用意しております。返済シミュレーションをご希望の方はお気軽にご相談下さい。

上記の表をご覧頂いた通り、サロンを開業するには何かと結構お金がかかります。

冒頭でも記載した開業資金○○円～について補足させて頂くと、初期費用の他に、月々の支払い×6ヶ月分を運転資金として計算しています。

正直な話をすると、これには自分の人件費は含まれていないので手持ちの資金は最低でも月々支払いの1年分は欲しいのが本音です。

人間余裕がなくなってくればくるほど、焦ってうまくいくはずの事もうまくいかないなんてこともよくあります。

心のゆとりという意味でも可能な方は1年分はご用意された方が良いと思います。

先日ご相談を受けた案件で、美容機器を購入すると運転資金が3ヶ月分程しかない。

なんて方もいらっしゃいましたが、絶対にそんな状態で開業してもうまくいく可能性は低いです。

オープン前予約で50人以上確保されていらっしゃるのであれば話は別ですが。

後で書きますが、そんな方は日本政策公庫か信用金庫で融資借入の申し込みをして下さい。

サロン経営はそんなに甘くはありません。

「最初からお客さんが全然来てくれない」「オープンして1.2ヶ月は新規の方も来てくれたけど、3ヶ月目以降新規客がこない」「出店と同時に近隣サロンが値段を下げてお客さんが来ない」
などよくある話です。

余裕がないと間違いなく対応できなくなります。

ゆとりあるサロン経営をするために運転資金は余裕を持ちましょう！

ヨウ子さん、大丈夫ですか？

どうやら開業資金が足りないみたいですね。そんな方には「融資を受ける」といった方法があります。

もちろん大丈夫ですよ。

それでは次に「開業資金を借りる」について説明していきます。

開業資金はどこで借りれるのか？ですが、今まで事業をやったことのない方がいきなりメガバンク系の銀行に行って「開業資金がいるからお金を貸して下さい」といってもまず門前払いです。

ほぼ話すら聞いてもらず相手にしてもらえません。

ではどこにいけばいいのか？ですが、まず日本政策金融公庫と近くの信用金庫にいって下さい。

順番に説明していきます。

日本政策金融公庫でお金を借りる

日本政策金融公庫は、100％政府が出資する政策金融機関で開業資金などの融資が一番通りやすく、金利も低いと言ったメリットがあります。

公庫で借りるパターンとして、大きく分けて2つの借入パターン

１.美容機器の代金分を借りる。
「設備費用」で借りるという方法で、一番通りやすいパターンかと思います。

２.「運転資金」を借りる。
美容機器代金や物件諸費用などは自分で出して、足りない運転資金分を借りるという方法です。

どちらのパターンにも言えることですが、いくら審査が通りやすいと言っても、自己資金もなく希望額を貸して下さいといっても無理な話です。

少なくとも最低手元に100万円ほどの自己資金はコツコツ貯めておいて下さい！

ヨウ子さん、自己資金はありますか？

すごいですね！

でもよく資金を借りずに200万で開業しようと思いましたね。

私の経験上ですが、100万円の自己資金で設備費用の借入であれば200万～300万円は借入できるかと思います。

審査通りやすさの基準や借入額基準については、申請時期や都道県別、担当さんによって大きく変わる印象があります。

ヨウ子さん、の場合自己資金が200万円ですので、300万～400万円程の融資が受けられるかと思います。

そのほかに重要視される点でいえば、開業予定と同じ業務に従事していた期間については間違いなく重要視されます。

異業種からの美容サロン開業となると借入のハードルが上がるため、自己資金は多めに貯めておきましょう！

ヨウ子さんはサロンでの業務経験はありますか？

それなら大丈夫です。しっかりと準備されていたんですね。

信用金庫で資金を借りる

信用金庫ですが、サロン開業予定エリア近くの信用金庫であればどこでも良いでしょう！

自宅近くの信用金庫にいっても、エリア管轄外ですと言われてしまいますので注意して下さいね。

と言った上記のような目的があることから、「美容サロンを開業したい」と窓口に相談に行けば親身に聞いてくれます！

私も開業前に開業予定物件近くの信用金庫に相談しに行きました。

信用金庫で資金を借りる場合は、信用金庫の窓口で一度「信用保証協会」に申請して承諾を得てから、信用金庫融資を受けるという事になります。

金利でいうと日本政策金融公庫の方が安いですが、信用金庫で資金を借りて「実績」をつくっておくと信用金庫からの信用もあがり、保証協会を通さず信用金庫が直接融資してくれるようになっていきます。

日本政策金融公庫と信用金庫の融資についてと書きましたが、まず開業が決まった段階で何よりも先に相談に行くことが大事です。

融資申請に必要な申請書類の作成や申請、融資決定までに時間がかかり、初めての方であれば申請してから最速でも2.3週間はかかります。

平均1ヶ月ぐらいはかかると思っておいて下さい。

相談に行くと申請方法や申請書類の書き方、申請する手順、どれくらい借りれそうかなどを全て教えてくれますので、期間に余裕をもって相談してみましょう。

ヨウ子さんもすぐに「日本政策金融公庫と近くの信用金庫」に電話で問合せしてみて下さい。

公庫のURLを貼っておきます。
【日本政策金融公庫のURL】

大体の開業に必要な費用感がわかったところで、実際に自分でサロンを開業する場合いくらぐらい必要なのかというと。

希望のサロン像をつくって下さい。

サロン像が出来上がったら、そのサロンに必要なモノをパソコンか紙でもなんでも良いので思いつくだけ項目を書き出して下さい。

ヨウ子さん、エクセルは使えますか？エクセルを使えると便利ですよ。

ではノートに書き出して下さい。

開業にかかる費用一覧
・物件初期費用(家賃・保証金・敷金礼金・手数料)
・物件内装費用(業者の概算見積もりAパターン・Bパータン)
・美容機器代金(見積もり)
・美容商材(見積もり)
・販促物(ホームページ・チラシ・名刺・メニュー表・ポスター・ポップ)
・家具家電(パソコン・コピー機・洗濯機・掃除機・冷蔵庫・電話・受付台・テーブル・ソファー・ラグ・クローゼット・カーテン・ロッカー)
・備品類(レジ・ベット・ワゴン・スツール・スチーマー・タオル・シーツ・パフ・精製水)
・通信(ネット回線)
・文具消耗品(食器類・ファイル資料・スタンド・ペン・カウンセリングボード・ディフューザー・コピー用紙・掃除用品)
※大きいモノはサイズも書き出しておくと良いでしょう。

先に思いつく項目だけでも書き出しておくととても便利です。

物件や内装費以外は先に金額は出せるかと思いますので、先に出しておいて、最後に決まりにくい物件費用を合計するだけで最終金額が出せるようにしておきましょう！

ヨウ子さん、思いつくだけ書き出せましたか？

書き出したら、値段が分かるものは一緒に書き出して下さい。

そうなんです。

書き出してみると計算に入れてなかったモノが意外と多いことが分かってきます。

地味な作業ではありますが、この方法が確実で一番明確に金額が出ますよ！

ここまで記事をお読み下さりありがとうございました！

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

また記事が「参考になった！」「良かった！」と思われる方は、ぜひ周りの方に教えてあげて下さいね！

たくさんの方にシェアして頂ければ私もこの記事を書いた甲斐があります！

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https://biyou-bu.com/opening-of-business/shikin/

まとめです。

美容サロンの開業資金は、最低でも下記の資金が必要です。
・テナント開業・スタッフあり、美容機器ありのサロン650万～
・テナント開業・スタッフなし、美容機器ありのサロン450万～
・マンションタイプ・スタッフあり、美容機器ありのサロン500万～
・マンションタイプ・スタッフなし、美容機器ありのサロン300万～
・自宅・スタッフなし、美容機器ありのサロン340万～
・自宅・スタッフなし、美容機器なしのサロン180万～

物件別の費用の違い
テナント物件を借りる場合は家賃だけではなく、保証金が家賃の6ヶ月～12ヶ月分必要になることが多いため保証金も必ずチェックし、内装費用もどれくらいかかるのか前もって相談に行かれると良いでしょう。

マンションタイプは敷金礼金がかかっても家賃の3ヶ月分程度ですみ、改装費用がテナント物件ほどかからないと言ったメリットがあります。

初めてのお店はテナントが良い！なんて気持ちもあるかと思いますがそこは資金と相談してみて下さいね！

100万円近く変わったりしますので、そのお金を広告費に充ててお客さんがある程度ついてから引っ越しをするのが個人的にオススメです。

自宅サロンはきれいな物件であれば、物件諸費用もかからず、内装費用もほとんどかからずできるメリットがあります。

取り扱う美容機器や商材次第で開業資金は大きく変わります。そこまで手広くやらないという感じであれば、シリーズ化粧品だけを揃えるサロンでもいいかと思います。これだけでも月売上100万円は目指せます！

開業するとなるとついつい開業資金に目がいきがちですが、運転資金についてもお忘れなく。

運転資金は月支払いの最低でも6か月分は必要、1年分あればなお良し！

開業資金が足りない場合は、日本政策金融公庫と近くの信用金庫に相談に行く。

日本政策金融公庫は、開業資金などの融資が一番通りやすく、金利も低いと言ったメリットがある。

ただし、少なくとも最低手元に100万円ほどの自己資金は必要。

信用金庫で資金を借りる場合は、信用金庫窓口で一度「信用保証協会」に申請して承諾を得てからの融資になる。

どちらに行っても初めての方は申請してから平均1ヶ月ぐらいはかかるため、余裕をもって相談しにいくこと。

詳しい開業資金が知りたい場合は希望のサロン像をイメージして、サロンに必要なモノを書き出しリスト化して先に金額が分かるものからどんどん埋めていきましょう。

次に「物件の選び方について」説明していきます。