エステサロンの経営理念とコンセプトとは?考え方や作り方を解説

サロン開業について1から解説

こちらの記事はエステサロン、ネイルサロン、マツエクサロン、美容室を開業される方が対象の記事になります。

はじめして、美ヨウ部編集長のカワジリです。

【How to Blog】ではモデルサロンさんとして、フェイシャルエステを1人で開業を考えている「ヨウ子さん」と一緒にすすめていきますのでよろしくお願いします。

「ヨウ子さん」それでは自己紹介お願いします。

はじめまして、これからフェイシャルエステを開業予定の「ヨウ子」と申します。
よろしくお願いします!
ヨウ子
ヨウ子

美ヨウ部【How to Blog】の第1シリーズのサロン開業編

「美容サロンの経営理念とコンセプト」についてお話していきます!

サロン開業前に必ず決める経営理念とコンセプト

美容サロン開業前に考える経営理念とサロンコンセプト

サロン開業を考えるうえでまず初めに皆さんにして欲しい大事な事があります。
それはオーナー・代表者の経営理念とサロンコンセプトを考えるという事です。

誰しもサロンを開業する前に「あんなサロンにしたい!」「こんなサロンにしたい!」といったイメージがあるかと思いますが、そのイメージを漠然としたものではなく、もっとより具体的かつ明確に決めておくという事です!

私もなんとなくのイメージはあるけど、明確にと言われると全然考えていなかったですね。
ヨウ子
ヨウ子
ほとんどの方が、ヨウ子さんと同じかと思います。
漠然としたイメージでサロンを開業すると、目標・目的のないぼんやりとしたサロンになってしまいます。

漠然としたイメージでサロンをされることが悪いとまでは言いませんが、これが明確にイメージ出来ていないと、少し経営がきつくなってきたり、うまくいかないことが続くとサロンを経営していくうえで考え方がブレブレになり方向性が定まらなくなって、なんの為にサロンをやっているのか?という最悪の事態に陥る可能性が大いにあるからです。

サロン経営には理念とサロンコンセプトが大事なんですね!
ヨウ子
ヨウ子
恥ずかしながらこれは私の実体験です。

ではどうやって決めるのかを説明していく前に、頭がごっちゃにならないよう経営理念とコンセプトの違いについて説明させて頂きますね!

経営理念とコンセプトの違とは?

美容サロン開業前に考える経営理念とサロンコンセプトの違いとは?

経営理念とコンセプトがどう違うのかですが、経営理念はサロンを運営する上での土台や基本となる考え方のことで、サロンがどんな方向に向かってどうなっていくのかを考えるものになります。

一方、サロンコンセプトはその経営理念をもとにもう少し具体的に考えて作ったモノのことで、サロンの理念を実現するための想いや手段、方法がサロンコンセプトになります。

例えば、お店の内装、外観、雰囲気、メニュー、お客様やスタッフにこんな風に思ってほしいという内容を、目に見える形をしたものがコンセプトなんです。

つまり経営理念はサロンの根本的な考え方で、コンセプトはそれを実現するための具体的な方法ってことですね。

経営理念という土台があって、その上にコンセプトが作られるんです。

だからこそ魅力的なサロンを作るには、しっかりとした経営理念を持ってそれを具体的なコンセプトとして表現していくことが大切になります。

なるほど!決める順番があったんですね!それなら私でも決められそうです!
ヨウ子
ヨウ子

では2つの違いがわかったところで、経営理念について説明していきますね!

サロン経営になぜ経営理念が必要なのか?

経営理念は、サロンの見た目だけを判断するものではなく、オーナー・代表者やスタッフが目指すべき方向性や考え方の指針となり、サロンの核となる価値観を示すものになります。

つまりサロンに理念があれば、何か判断をせまられたときその基準や価値観に照らして行動を選択できるようになるのです。

確かに判断する基準があった方が助かりますね!
ヨウ子
ヨウ子

オーナー・代表者の想いを経営理念という形で表現し、スタッフやお客様にしっかりと伝えていくことがサロン経営にとって大切な指針になるのです。

コンセプトより先にサロンの経営理念を決めよう!

美容サロン開業前に考える経営理念

上記で説明したように、コンセプトは経営理念に基づいて作られるものになります。

順番としては、まず経営理念を決めて、その後でコンセプトを考えるという流れになります。

サロンの大きな柱となる経営理念を先に考えて、その上でコンセプトを決めることで理念とコンセプトを忘れることなく、一貫性のあるコンセプトを作ることができます。

サロンの経営理念がしっかり決まっていると、スタッフもみんな同じ考え方で行動しやすくなるので、仕事がスムーズに進みます。

だからこそ、サロンを開業する前にまず自分の想いをしっかり経営理念として言葉に書き出して、それからコンセプトを考えていくのがおすすめです。

今がその考える時という事ですね!できるだけ書き出してみます!
ヨウ子
ヨウ子

サロンの経営理念を考える順番

美容サロン開業前に考える経営理念の考える順番
それでは経営理念を考える方法について説明していきます。まず最初に考えるのがサロンの「存在意義」についてです。

「存在意義」を明確にしておくと、サロンの特徴や他店にはない強みなどをしっかりと理解できるようになり、それから「目標」や「価値観」を考えて決めていきましょう。

1.存在意義「ミッション」について

「存在意義」と聞くとなんだか難しいといイメージを持ってしまうかもしれませんが、簡単に言うと、サロンを開きたいと思ったときの「熱い想い」や「心の中に描いた大きな目的」のことです。

例えば、「世の中の女性をもっと美しくしたい」や「きれいになる喜びを実感できる場所を作りたい」などなど。開業を志すきっかけになった想いをサロンの存在意義として決めていきましょう!

ヨウ子さんはどんな「想い」がありますか?

できました!私は「お客様が心からリラックスでき、最高の結果と圧倒的な感動を提供するサロンをつくる」です!
ヨウ子
ヨウ子

なるほど、実にインパクトのある素晴らし想い(ミッション)ですね。

次に「目標」(ビジョン=ゴール)を考えます。

2.目標・今後の展望「ビジョン」について

目標・今後の展望とは、上記で決めた存在意義(ミッション)を実現するために、具体的にどんなサロンを目指していくのかというゴールにあたる部分になります。

最終のゴールを具体的に決めることで、どう考え行動すればゴールにたどり着けるかという考えがしやすくなります。

もっとわかりやすく言うと、「ゴールのないマラソンに出て、ただ走れ!」と言われている感覚と似ているかと思います。考えるだけでゾっとしますよね。

そう考えると、ゴールがいかに大事かわかってきますね!
ヨウ子
ヨウ子

そうです。それだけ目標「ビジョン」はサロン経営に大事なものになります。

目標の例としては「常に最新の化粧品や商材を取扱いお客様を飽きさせないサロン」や「他サロンで効果の実感がなかった人でも必ず効果を出すサロン」などなど。
ヨウ子さんはどんなビジョンがありますか?

まず月売上平均150万円のサロンを作り、小さなサロンを3年間で5店舗まで増やしたいです!
ヨウ子
ヨウ子

ヨウ子さん、なかなかの目標ですね!良いと思います!

次に価値観(バリュー)を考えます。

3.価値観「バリュー」について

最後は「価値観」(バリュー)についてです。これは目標「ビジョン」よりもさらに具体的で、日々のサロン業務の中で実践できる行動のことを指し、存在意義や目標を実現するために、どれだけ具体的な行動をここで考えられるかが重要なポイントになります。

価値観の例としては、「初回のカウンセリングでお悩みを全て聞き出せていたか?」「来て頂いた方にお礼のLINEを送ったか?」「お客様にとって最適な提案をし、契約はとれたか?」などなど
ヨウ子さんはどんなバリューがありますか?

少し難しいのでヒントを下さい。
ヨウ子
ヨウ子

分かりました!ヒントですが、

ヨウ子さんの場合目標「ビジョン」が、「3年間で5店舗作る」という明確なゴールがあるので、それを実現するために、「お客様がすぐに契約したいと思うメニューが作れているか?」「どんなお客様でも効果を実感できているか?」「出店したい各エリアのマーケット状況・ニーズはあるのか?」「契約後のお客様の満足度調査」などを日々自問自答し、最新美容機器情報をピックアップしたり、新メニューの開発などをおこなうと良いでしょう。

バリューは何個作っても大丈夫ですので、日々改善し思考をバージョンアップさせていきましょう!

ありがとうございます!イメージしやすくなりました!
ヨウ子
ヨウ子

このようにサロンの存在意義や目標に沿って具体的な行動指針を価値観として定めていくことが大切で、サロン業務の中で実践・実行しやすい内容にすることがポイントです。

サロンの個性を表す大切な要素なのでしっかりと考えて決めていくことが重要になりますよ!

また価値観を考える時は存在意義や目標に立ち返りながら、「そのためには、実際にどんな行動が必要だろう?」と自問自答してみるのもおすすめです。

是非自分のサロンだけの価値観を作っていきましょう!

サロンコンセプトを決めよう!

美容サロン開業前に考える美容サロン、エステサロンのコンセプト

経営理念が決まれば、サロンのコンセプトを考えていきましょう。

サロンコンセプトは、内装や外観、施術内容の部分だけでなく、サロンの価値を明確に決めるものになります。

経営理念に沿ったコンセプトを反映させつつ決めていくのがポイントです。

サロンのコンセプトを明確化する際は、以下の1~6の項目を参考にしてご自身で一度ノートやメモに書き出してみて下さい。

真剣に書き出せば書き出すほど、どんどんイメージがより具体的になり、今まで気づかなかったことがたくさん発見できますよ!

ヨウ子さんも一緒にやっていきましょう!最初は箇条書きでも良いので1個ずつ書き出して皆さんに発表してくださいね!

恥ずかしですがやってみます。
ヨウ子
ヨウ子

1. ターゲットの客層は?

まず初めにどんな人に来て欲しいのか?を具体的なターゲット層を決めていきます。

ここが決まるとコンセプト決めはスムーズにおこなえます。

年齢層、性別、職業、ライフスタイルなどターゲット層を具体的に設定することで、サロンを気軽に入れる雰囲気にするのか、富裕層に向けた高級感のある雰囲気にするのかなどが決まります。

さらにそこからターゲット層のニーズや悩みなども調査し、下記の項目に反映させていきましょう!

私のターゲット層は、同年代の30代・女性・未婚・仕事もがんばり夜も遅い・スキンケアは後回し・仕事帰りに寄れる・休みはゆっくりしたいとった女性がイメージ出来ました!こんな感じでいいのでしょうか?
ヨウ子
ヨウ子

はい!はじめてにしては良い感じです!

ではその調子で次にいきましょう。

2. 提供するサービスは?

サロンで提供するサービスは何か具体的に決めていきましょう!

フェイシャル、ボディ、痩身、脱毛、ネイル、まつエクなど、ターゲット層に向けた特化するサービスを決めていきましょう。

フェイシャルメニューのみです!
ヨウ子
ヨウ子

3. 店舗の雰囲気づくりは?

内装、照明、音楽、香り等で、コンセプトに合った空間演出をおこなう高級感、リラックス感、モダン、ナチュラルなど、店舗の個性を表現しましょう。

内装は白基調、照明は明るさを調整できるモノ・自然系のBGM・リラックス系・完全プライベート感・オイルやディフューザーの香りはお客様の好みに合わせて数種類用意ぐらいですかね。
ヨウ子
ヨウ子

良い感じです!次にいきましょう。

4. 使用する美容機器や商材は?

こだわりの美容機器や商材を選定し、コンセプトとの整合性を保ちオーガニック、国産、自然派など、機器や商材にもストーリー性を持たせましょう。

美容機器と商材は自分が試して効果が良かったモノを決めています!
ヨウ子
ヨウ子

ヨウ子さん、そういえばエステ好きで美容機器と商材は結構試したみたいですね。

そうなんです!新しいと聞くとなんでも試したくなるんです!おかげで最高のマシンと商材を見つけることができました!
ヨウ子
ヨウ子

それはストーリー性もあり良いですね!

5. 料金設定は?

ターゲット層に合わせた料金設定しコンセプトに基づく付加価値サービスには、適正な価格をつけしょう。

私のターゲット層の方々は、忙しく1回のエステで時間をそこまでかけられない方も多いと想定しています、同じ施術メニューでも料金は時間別で3つぐらいあってもいいかなと思っています!
ヨウ子
ヨウ子

6. サロン名やロゴは?

おしゃれなロゴや店名、横文字の長い店名もカッコイイですが、一目でわかる店名やロゴデザインの方が数倍覚えやすく印象に残りやすいでしょう。

また店名からお店を連想させる名前であればさらに良いかと思います!

ロゴはまだです。名前は3つ程候補があるのですが、長いのでもう少し考え直してみます!
ヨウ子
ヨウ子

私の経験上、店舗名には色々なこだわりがあるかと思いますが、短く覚えてもらいやすい名前の方が絶対良いですよ。

1~6までの項目を書き終えたところで、自分のサロンの強みを箇条書きでも良いので書きだせるだけ書き出してみましょう!

サロンコンセプト書き出す理由

美容サロン開業前に考える美容サロン、エステサロンのコンセプトをノートに書き出してみましょう

上記の項目を1個ずつ書き出すことによって、明確なサロンコンセプトが出来上がってきます。

明確なコンセプトが出来上がればサロンの強みもわかってきます。

いわゆる「ベネフィット」というやつです。

ベネフィットとは、お客様がそのサロンを利用することで得られるメリットや価値のことをいい、

例えば「フェイシャル、ボディ、脱毛、ネイルなど1店舗でトータル的にサポートできる」や「フェイシャルエステをしながら同時にネイルもできる」といったお客様にとってメリットがある内容のことを指します。

自分のサロンの「ベネフィット」や「サロンの強み」を理解することで、他店との差別化を図るうえでとっても大事なポイントが明確にみえてくるでしょう!

ヨウ子さん、書き出せましたか?

難しです。ヒントを下さい。
ヨウ子
ヨウ子

わかりました、ヨウ子さんの現状の理念とコンセプトをまとめると

・「お客様が心からリラックスでき、最高の結果と圧倒的な感動を提供するサロンをつくる」

・ターゲット層は、同年代の30代・女性・未婚・仕事もがんばり夜も遅い・スキンケアは後回し・仕事帰りに寄れる・休みはゆっくりしたい女性

・フェイシャルメニューに特化

・内装は白基調、照明は明るさを調整できるモノ・自然系のBGM・リラックス系・完全プライベート感・オイルやディフューザーの香りはお客様の好みに合わる

・美容機器と商材は自分が試して効果が良かったモノ
新しいと聞くとなんでも試したくなる
おかげで最高のマシンと商材を見つけることができた

・忙しく1回のエステで時間をそこまでかけられない方も多い
同じ施術メニューでも料金は時間別で3つ程作成

こんな感じでしたよね、今の情報でサロンの強みとしては
・夜遅くまで営業している・結果に自信あり・サロンケアだけでなく、ホームケア用品も充実・効果のでるホームケア用品・施術時間が短い・30代からのフェイシャル専門サロン・完全個室の完全予約制のプライベート空間といった感じではないでしょうか?

素敵です!ありがとうございます!
ヨウ子
ヨウ子

さらに理念やコンセプトを具体的に書き出すことで、より「強みとベネフィット」の把握ができるようになりますよ!

強みやベネフィットを書き出したところで、最後に出店希望エリアの調査をおこないましょう!

調査と言ってもネットで調べる程度で大丈夫ですのでご安心下さい。

出店エリアの競合サロンを調査する

エステサロン、美容サロン出店エリアの競合サロンを調査する

サロンを出店したいエリアは必ず調査しましょう。

調査する方法ですが、GoogleやYahoo!検索で「エリア名+メニュー名」で調べるといった方法で、検索で2ページ目までに出てくるサロンを書き出して、リスト化しましょう!(メモ書きでじゅうぶんです)

書き出したら、自分のコンセプトと被りそうなサロンがあれば、さらに詳しく特徴などを書き出していきましょう。

被りそうなサロンがなければ「競合サロンなし」となりこの作業は終了です。そのまま出店準備をすすめて下さい。

被りそうなサロンがある場合は比較をしてみて下さい。

コンセプトやターゲット層がかぶっていた場合、近隣エリアのお客様を取り合うような形になるからです。

しかし、明確なコンセプトやサロンの強みベネフィットをわかっていれば、他店との差別化を図るポイントは簡単に見つかるはずです!

競合サロンが多いようであれば、差別化ポイントをアピールしつつ料金勝負で出すもよし、出店エリアを変えるもよし、コンセプトを考え直すもよし、いくつか選択肢があります。

選択肢は多いに越したことはありません。

だからこそ開業前に考えて欲しいと思ったのです。

わざわざ競合サロンが多いなか出店すると広告費が無駄にかさんだりと大変になりますので、これを知っていてやるのか、知らないままやるのか結果は全く変わってきますからね。

ヨウ子さん、そろそろ調べ終わりましたか?

今調べてわかっただけで、出店したいエリアに15件以上もライバルになりそうなお店がありました。
ヨウ子
ヨウ子

それはエリアをもう一度見直した上で、差別化できるポイントを見つけた方が良さそうですね。

出店エリア近隣に競合サロンがある場合は、価格帯や施術メニュー、ターゲット層を調べたうえで、どのような方向性にするかじっくりと考えてみましょう。

コンセプトや経営理念を浸透させる方法

エステサロン、美容サロン、コンセプトや経営理念を浸透させる方法

経営理念とコンセプトが決まればあとは伝えていくだけです!

せっかく良い経営理念やコンセプトを考えたところで、誰にも知ってもらわなければ意味がありません。

その考え方が周りに伝わってこそ、思い描いた理想のサロンに近づくことができるのです。

では、どのようにして「経営理念やコンセプト」を伝えていくかを説明していきます。

お客様にはカウンセリングやホームページなどで伝えよう

お客様にコンセプトや経営理念を伝えるには、カウンセリングや自社のホームページやSNSが効果的です。

ホームページがある方は、「経営理念やコンセプト」について紹介するページを必ず設けましょう。

SNSでは店内写真やスタッフ写真などを使い文字を添えるなどビジュアル的にコンセプトを訴求するのも効果的です。

1回投稿して終わりではなく、大事なセールスポイントになりますので定期的な投稿でお客様の記憶に残るよう工夫し、共感できるお客様を呼び込みましょう。

わかりました!
ヨウ子
ヨウ子

スタッフにはみんなが目にするところに掲示して伝えよう

スタッフに経営理念やコンセプトを伝え浸透させるためには、みんなが日頃から目に付く場所(サロンの出入口、控室、更衣室、トイレなど)に掲示しておきましょう。

オーナーさんの手書きで書いたモノなど良いかと思います。

また朝の朝礼や、定期ミーティングの前にみんなで「経営理念とコンセプト」を声に出して読むといった事が効果的になります。毎朝の朝礼は最も効果的に伝わり、スタッフも覚えてくれやすくなります。

まず理念とコンセプトを完成させて開業するまで、家に貼っておきます!
ヨウ子
ヨウ子

とてもいい心構えですね!

まとめ

ここまで記事をお読み下さりありがとうございました!

上記の事を真剣に取り組んで定めているサロンは3割もないと個人的に思います。

だからこそこれから開業される方にはやって欲しい、やるべきだと強くおすすめします。

サロンの経営理念やコンセプトを決めなくても経営は出来ますが、私の経験上理念やコンセプトがあるサロンは本当に強いです。芯があり軸がしっかりしています。スタッフの成長も早いです。

美容系サロンは2.3年ですぐに閉店する流行り商売だと言われています。5年やれれば上出来、10年できれば一般企業でもすごいことです。

今後先々長く経営していきたいと考えられるのであれば、理念はなくてはならないものにもなりますので、開業前の時間が取れるときに一度時間をかけて考えてみて下さい。

必ずあなたの役に立ちますよ!

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

また記事が「参考になった!」「良かった!」と思われる方は、ぜひ周りの方に教えてあげて下さいね!

たくさんの方にシェアして頂ければ私もこの記事を書いた甲斐があります!

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まとめです。

エステサロン経営においての経営理念とコンセプトを明確に定めることは、サロン開業前の重要なステップ。
経営理念とはサロン運営の根幹となる考え方や価値観のことで、サロンコンセプトは経営理念を実現するための具体的な方法や表現のこと。

経営理念は、以下の3つのステップで作り上げていくのがおすすめ。
・存在意義(ミッション):サロンを開業する熱い想いや目的を言語化する
・目標(ビジョン):存在意義を実現するための具体的なゴールを設定する
・価値観(バリュー):目標達成のために大切にすべき行動指針を定める

コンセプトを明確化するために6つの項目は経営理念に沿った内容を反映させることが大切。
・ターゲットの客層・提供するサービス・店舗の雰囲気づくり・使用する美容機器や商材・料金設定・サロン名やロゴ

コンセプトを明確にしサロンの「強みやベネフィット」を知り、他店との差別化を図るポイントを理解する。

出店予定エリアの競合サロンを調査することもお忘れなく。
ネット検索で競合サロンをリストアップし、施術メニューの価格帯やターゲット層を調べ、どのような方向性にするかじっくりと考える。

経営理念とコンセプトを浸透させるには、お客様とスタッフ双方に。
・お客様にはホームページやSNSを活用し、ビジュアルを使って定期的に発信します。
・スタッフには目につく場所に掲示したり、朝礼などで読み上げたりすることで、理念を共有し、浸透させていきます。
継続的な取り組みと工夫、オーナーの率先した実践とコミュニケーションが、理念に基づく一貫したサービス提供につながります。

明確な経営理念とコンセプトを持ち、お客様に選ばれ、愛されるサロンに育てていきましょう!
開業前の重要なステップとして、じっくりと取り組んでみてくださいね!

では次は「サロンの開業資金について」です

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